長期間の通院が必要になることもある抜毛症の治療費


自分で自分の体毛を抜く行為がやめられないのが抜毛症という病気です。50~100人に1人の割合で発症すると言われていますが、思春期の女性に圧倒的に多く、発症率は同時期の男性の10倍以上とも言われています。

精神疾患と診断される抜毛症
以前は抜毛症は強迫性障害に分類されていました。自分で自分の行為をコントロールできず、日常生活に支障を来たすほど苦痛が伴うからです。ただ、現在は診断基準が改められ、強迫性障害と関連はあるが分類はされないという位置づけです。それでも抜毛症と強迫性障害を併発するケースも多数見られるので、いずれにせよ、抜毛症の治療は、強迫性障害をはじめ他の精神疾患と同様、精神科や心療内科の領域です。治療法も、認知行動療法やSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などによる薬物療法ですので、治療費も鬱や気分障害と同じ程度かかると考えられます。

抜毛症の治療費
抜毛症は精神疾患ですので、一度病院を受診すれば終わりというわけにはいきません。他の精神疾患と同様、回復まで長期の治療期間が必要になることも珍しくないでしょう。また、カウンセリングを行うとなると、風邪のように症状を診断して薬を処方するだけのような短時間で済むものではありません。医師やその他のスタッフの拘束時間が長くなれば、それだけ費用もかかるものと考えるのが自然です。しかも、病院によっては、カウンセリングは保険診療ではなく自由診療のところもありますから、1回の受診で数千円かかることもあり得ます。また、処方される薬によっては高額なものもあるので、一月にかかる治療費はある程度高くなることも致し方ありません。しかも、1年以上など長期間通院するとなると、抜毛症が完治するころには治療費の負担はかなりのものとなる可能性もあります。

自立支援医療制度を利用する手も
精神疾患の場合、自立支援医療制度という医療費の助成制度があります。長期間通院することになったら、この制度を利用するのがおすすめです。詳しくは病院でお尋ねください。

コメントは受け付けていません。