抜毛症の治療で用いられる薬の種類とその効果


抜毛症は成人の50~100人に1人の割合で発症する病気です。具体的な症状は、「抜きたくないと思っても体毛を抜くことが止められない」「1時間以上にもわたって抜き続ける」「体毛を抜くことに快感を覚える」「抜毛によって体毛が喪失してしまった部位がある」などです。強迫性障害と関連があると考えられる病気ですので、精神科や心療内科で長期にわたって治療することが勧められます。

抜毛症の治療法
抜毛症は、そのメカニズムにまだまだ不明なところが多いため、すべての人に即効性のある決定的な治療法はまだ存在していません。精神的・心理的な部分にかかわる症状ですので、カウンセリングや認知行動療法など精神的なアプローチを採ることが多いようです。抜毛症の根治とは、抜毛を行うその原因を取り除くことですから、何らかの心理的なストレスが抜毛という行為を引き起こしているのであれば、そのストレスを取り除くことが治療の焦点となります。そのためには、専門医によるカウンセリングは欠かせません。ただ、精神的なアプローチだけでは、まったく効果がないという人もいます。人によって有効な治療法には違いがあるので、精神的なアプローチで効果がない場合は、薬物による治療が行われることもあります。

抜毛症の治療に使用される薬
抜毛症は強迫性障害と関連のある症状ですので、その治療に使われる薬としてはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの鬱や気分障害の治療に用いられる薬が使われることが多いです。SSRIがどう作用するかというと、薬効成分が脳内のセロトニンを増大させることによって、ストレスが軽減し、その結果、ストレスが引き起こす抜毛という行為が治まるという仕組みです。

薬物療法は時間がかかる
SSRI以外の抗鬱剤や抗不安薬が用いられることもあります。ただ、いずれにせよ、薬を飲んだからといってすぐに症状が治まるわけではありません。薬の種類によって効き方に個人差もあります。少なくとも2週間から1カ月以上は投薬を続ける必要があるでしょう。

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